豊田高専に新たに導入されたShopBot(CNCルーター)を用いてパビリオンを制作したプロジェクト。
2025年3月末に愛知県岡崎市で開催されたマルシェ:丘の途中のマーケットにて披露・展示した。
企画立案・資金調達・設計・強度試験・組み立て・ワークショップ実施まで、全てを中山がリーダーとなり率いた。
累計10人以上の学生、2人の教員、1人の外部講師が参加した。
敷地にはかつて多くの木々が生い茂っていたことから、パビリオン形状の設計には音響解析を応用し、マルシェ当日の賑やかな空間から森の中にエスケープしたような静寂な空間を作り出すことを目指した。
コンセプトを象徴する存在として、敷地に生えている杉の木をパビリオンの一部として取り込んだ。


外装材の一部は取り外し、紐を引くことで切り株を模したスツールに変身する。


マルシェ当日にはワークショップも実施した。パビリオン制作の裏側を感じてもらう試みとして、ShopBotでプレカットした合板から部材を切り出すことで作るスツールを作るワークショップを企画した。
子どもから大人まで多くの人に参加してもらうことができた。


音響解析を行い、パビリオン外部の音を内部に取り込まない形状にしたことにより、内部で発生した音は響きやすい形状となった。
歌手のHoSoVoSoさんによる弾き語りコンサートも開催された。
歌手のHoSoVoSoさんによる弾き語りコンサートも開催された。


組み立てにはAR(拡張現実)を利用し、合計200個を超える複雑なパーツを効率的に組み立てられるようにした。


【Grasshopperを用いた音響解析】
【外装材の設計もGrasshopperを用いて自動化した】
【敷地模型】
住宅解体時に発生した古材を活用し、制作した。
住宅解体時に発生した古材を活用し、制作した。
